2024年9月13日から15日の3日間にかけて、所属しているテニスクラブ内のトーナメントがありました。
ドイツのテニスクラブでは年に一回行われるクラブ内の一番大きな恒例行事で、
小さい子供から70歳までのクラブメンバーが、それぞれ年齢別に分けられトーナメント形式で戦います。
トーナメント参加者は50人ほどで、会場にそのご家族や応援に来られたクラブ会員も集まるので結構盛り上がります。
決勝ではギャラリーも多く集まっており、良いプレーには拍手もありプレーしていてとても気持ちが良かったです。
試合後は皆がドイツ語や英語で「おめでとう」とお祝いの言葉をかけてくれるのがとても嬉しく、ドイツならではの温かさを感じました。
ドイツ人は初対面の人に対しては冷たい印象を持ちますが、輪の中に入れると本当に温かく迎えてくれます。
ドイツ語が話せない自分に対しても仲間として接してくれているのを感じられるのがとても嬉しいことです。
海外での日本人差別
海外旅行に行かれたことのない方はあまり実感が沸かないかもしれませんが、割と海外でアジア人は差別を受けることがあります。
中国人と間違われて揶揄われたり、日本人だとわかっていてもアジア人ということで店員の態度があからさまに変わったりします。
もちろんドイツにいても同様で、テニスクラブの中にも自分がドイツ語がほとんど理解できないのを分かっていながらも、おれは英語なんて話さないというちょっと意地悪な人だっていました。(ドイツ人はドイツが日本より全てが優っていると考えている人が多いので、基本見下して接してきます)
逆に日本に住むなら日本語が話せて当たり前だろうと自分も考えていたので、そういうドイツ人たちの気持ちも理解できなくはありません。
ただ相手が自分を認めてくれさえすれば、今までの冷たい態度が嘘だったように優しく接してくれるようになるので、私はテニスという手段を使って居心地の良い環境を作ることができています。
海外生活をストレスなく過ごすために
慣れない海外での生活は知らず知らずのうちに少しずつストレスが溜まってきてしまうため、仕事以外にストレスを発散できる趣味などがある人の方が、海外生活をより快適に過ごせるようになると考えています。
旅行だったりスポーツだったり、音楽だったり何でもよいと思います。
さらにはその趣味が自分にとって自己アピールできる武器であれば、より海外生活が充実するものになるのではないでしょうか。
私はテニスのという趣味、言い換えると「自分にとってアピールできる武器」と出会えてとても感謝しています。
ドイツ人とより良いコミュニケーションを築いていくために、ドイツ語の勉強以外にもテニスももっとレベルアップさせようと改めて感じることができたチャンピオンシップ大会でした。