日本の場合テニス用語やポイントの数え方など全て英語が使われていますが、ドイツでは英語ではなくドイツ語が使われています。
ヨーロッパではそれぞれの国の言語がそのまま使われることが多いようで、全仏オープンテニスなどで審判がフランス語のコールの後に英語で繰り返すのを耳にした方もいると思います。
ドイツ語があまり得意ではなくても、ポイントの数え方や簡単なテニス用語を理解しておけば役に立つと思いますので、紹介したいと思います。
ドイツ語でのポイントの数え方
まずは一番使う頻度の多いドイツ語でのポイントの数え方を紹介します。
英語 | ドイツ語 | 読み方 | |
0 | ラブ | null | ヌル |
15 | フィフティーン | fünfzehn | フュンフツェーン |
30 | サーティ | dreißig | ドライシヒ |
40 | フォーティ | vierzig | フィアツィヒ |
All | オール | Beide | バイデ |
Deuce | デュース | Einstand | アインシュタント |
Advantage | アドバンテージ | Vorteil | フォアタイル |
Game | ゲーム | Spoel | シュピール |
Set | セット | Satz | ザッツ |
Match | マッチ | Sieg | ズィーク |
ドイツ語で15-15は両方という意味のある「バイデ」を使い「フュンフツェーン バイデ」、デュースは「アインシュタント」、アドバンテージ サーバー/レシーバーはそれぞれ「フォアタイル アウフ/リュック」と言います。
実際のシーンではこのように使います。
15-0 | フュンフツェーン ヌル |
15-15 | フュンフツェーン バイデ |
30-15 | ドライシヒ フュンフツェーン |
40-15 | フィアツィヒ フュンフツェーン |
40-30 | フィアツィヒ ドライシヒ |
40-40 | アインシュタント |
A-40 | フォアタイル アウフ |
Game | シュピール |
ドイツ語のテニス用語
テニス用語はボレーやスマッシュ、タイブレークなど英語がそのまま使われている単語も多いですが、ドイツ語独特の言い方もありますので紹介します。
ドイツ語 | 読み方 | |
シングルス | Einzel | アインツェル |
ダブルス | Doppel | ドッペル |
男性 | Herren | ヘレン |
女性 | Damen | ダーメン |
選手(女子選手) | Spieler(in) | シュピーラー(リン) |
フォルト/アウト | Aus | アウス |
ダブルフォルト | Doppelfehler | ドッペルフェーラー |
エース | Ass | アース |
サーブ | Aufschlag | アウフシュラーク |
バックハンド | Rückhand | リュックハンド |
ドロップショット | Stoppball | ストップバール |
ラケット | Schläger | シュレーガー |
ガット | Saiten | ザイテン |
フォルトに関しては「フェーラー」という単語もありますが、試合でもよく「アウス」と言っているプレイヤーもいるので言いやすい方で良いと思います。
テニスコートでよく聞くドイツ語
ドイツ人は負けず嫌いの人が多いのか、テニスコートで叫んでいる人をよく見かけます(笑)
番外編としてテニスコートでよく聞くドイツ語をまとめてみました。
くそっ! | Scheiße | シャイセ! |
おいっ! | Mensch | メンシ! |
このやろー! | Mann | マーン! |
日本では場の空気を読んでネガティブな発言をする人は少ないと思いますが、ドイツでは本当によく聞きます。
上記の単語が聞こえたら相当悔しかったんだなと察してもらえればと思います。
テニスで使うドイツ語まとめ
ヨーロッパではポイントの数え方など国の言語がそのまま使われることが多いです。
仲間内でテニスをする際は英語で問題ありませんが、トーナメントやリーグ戦ではドイツ語でコールされることが多くなりますので、最低限必要なテニス用語やポイントの数え方は覚えておくと良いかもしれません。
私もドイツ語を絶賛勉強中のため、テニス仲間とドイツ語で会話できるようにドイツ語の勉強に励みたいと思います。