5月からスタートした2025年の夏シーズンもあっという間に終了です。
今年も所属クラブでドイツのリーグ戦(Medenspiele)に参戦し、シングルスとダブルスを通してたくさんの経験を積むことができました。
今回は、そんな2025年夏リーグの活動を振り返りながら、良かったこと・反省点・感じた成長などを記録しておこうと思います。
目次
2025年夏シーズンのリーグ戦結果
まずは個人と所属クラブの結果になります。
2025年夏シーズン
所属クラブ名:TSV Musberg
参加カテゴリ:Herren 30
個人成績:シングルス3勝1敗 ダブルス3勝1敗
チーム成績:3勝1敗
リーグ順位:地区リーグ(Bezirksstaffel) 2位
昨年までは年齢制限のないHerrenチーム(メンズチーム)に出場していましたが、今年はクラブで新設された30代チームであるHerren 30のリーグに出場しました。
個人成績はシングルス1として全試合に出場し、シングルス、ダブルスともに3勝1敗。
チームは全勝で迎えた最終戦で、3-3と勝率は並んだものの獲得セット数差で敗れ、最終的なリーグ順位も2位という結果で終わってしまいました。
今年はチームとしてもリーグ内順位1位(リーグ昇格)を目指していただけに、あと一歩及ばずのなんとも悔いが残るシーズンとなりました。

Musberg Herren30のチームメイト
試合の振り返りと課題
自身のシングルスを振り返っていきたいと思います。
※ルールは2セット先取でファイナルセットは10ポイントマッチタイブレークです。
試合結果
1試合目:2-6 7-5 10-5 WIN
2試合目:6-7 6-2 10-5 WIN
3試合目:6-2 5-7 15-17 LOSE
4試合目:4-6 7-5 10-8 WIN
課題は一目瞭然ですが、ファーストセットを落としすぎです。
一見接戦をものにしていて良い感じに見えるかもしれませんが、全試合とも自分よりLKが低い格下相手ということを考慮すると、全て自分の責任と課題だということがお分かり頂けると思います。
考えられる原因
- クレーコートでの練習不足
- 守りのメンタル
- サービスゲームのキープ率
それぞれ解説していきたいと思います。
クレーコートでの練習不足
夏のシーズンは全試合赤土のクレーコートで行われるのですが、今年の夏は主にインドアのカーペットコートでしか練習ができていなかったので、クレーコート独特のバウンドやイレギュラーに対応するまで時間がかかってしまいました。
同じクレーコートでも会場によってコートの滑り具合やバウンドも異なるため、早いうちに自分が得意とするラリーのペースに持っていけなかったのが原因の一つとして考えられます。
守りのメンタル
リーグ戦は勝敗ももちろん重要ですが、実はセット数やゲームのスコアも順位を決める上で後々重要になってきます。
そのため、できるだけゲームを失わずに相手に勝利できるかも大切になってくるため、あまりリスクを負わずに(ミスを減らして)ポイントやゲームを取りたいという思考が芽生えてしまいます。
私の場合、この考え方が逆効果になってしまったと考えています。
ミスを減らすために自然とストロークのスピードと回転量が落ち、本来ストロークで自分のペースを掴めるところを相手にもチャンスを与えるきっかけを作ってしまい、結果としてゲームを奪われてしまう。
逆にファーストセットを失った後はもう後がなくなり、本来のストロークを打って主導権を握っていく攻めのメンタルへと変化していき、勝つことができたのだと思われます。
サービスゲームのキープ率
自分の一番の課題だと感じていることは、サービスゲームのキープ率の低さです。
昨年の冬シーズン途中からサービスを打つ際の腰痛に悩まされており、相手に主導権を奪われてしまうサーブが多かったことが原因です。
リターンゲームはブレークできているのに、自分のサービスゲームのキープができないために試合が長引く。
そして試合中腰痛が悪化していき、サービスが更に悪くなるという悪循環の中でプレーをしていました。
腰痛の原因は主に背筋など腰回りの筋肉不足による坐骨神経痛とのことだったため、次の冬シーズンまでに接骨院での治療とジムでのトレーニングを続けながら、サービスをフォームから見直し強化に努めていきます。
印象に残った試合
特に印象的だった試合は、初戦のアウェーコートで行われたシングルスマッチです。
炎天下の中、慣れないクレーコートでファーストセットを2-6と完敗ともいえるスコアで失い、そこから巻き上げて初戦を勝利で終われたことが自分にとっても大きな一勝となりました。
セット終了後はトイレで顔を洗い、キャップを被りなおし、セカンドセットの第一ゲームからギアを上げて攻めていくことを心に決め、プラン通り実行していったのを鮮明に覚えています。
夏リーグの結果やランキングを見ても、初戦で戦った相手が一番強かったようで、チームメンバーとしてもシングルス1の面目はぎりぎり保てたかなと思っています。
チームの雰囲気とクラブでの経験
チームメンバーとレベルの差があるため一緒に練習する機会はありませんでしたが、全員リーグ昇格したいという想いは一緒で、年が近いということもありとてもいい雰囲気でリーグ戦を戦うことができました。

私自身も含めそれぞれのレベルアップすべき課題はありますが、このクラブで出場する最後のリーグ戦で得るもの(自身の改善すべき課題)はとても多かったと思います。
彼らはドイツ人なのでこのブログを見る機会はないかと思いますが、感謝の気持ちを残したいと思います。
「チームメンバーのみんな、ありがとう!」
今後の目標とこれから
実は7月から自分の家から一番近いDoggenburgというテニスクラブに入会し、今ではそこのクラブで練習を始めています。
Musbergは家からも遠いため通いにくく、同じレベルの練習相手がいないという部分で練習不足が露呈していましたが、今後は新しい環境で問題点も解消し、さらなるレベルアップができそうでワクワクしています。
恐らく次の2025-26年冬シーズンはDoggenburgのHerren30チームで出場すると思います。
それまでに腰痛を直してサーブ強化に取り組みます。
最後に
自分の中でドイツでのクラブリーグ戦は、テニスを“スポーツ”として楽しむだけでなく、人とのつながりや挑戦の場としても大きな意味をもつ大会となっています。
これからドイツでテニスを始めようと考えている方や、他都市で活動している方とも繋がっていけたら嬉しいです。
「こんな経験あるよ!」という方は是非コメントやSNS等で教えて下さい。