今回は、ドイツで私が本格的に試合に出始めた2024年から現在(2025年7月末)までの試合結果と、実際のLKランキングの推移をまとめてみました。
ドイツでテニスをしている方や、これから参戦を考えている方に向けて、リアルな戦績推移とLK制度のコツをお伝えします。
目次
LKって何?ドイツ独自のテニスランク制度
ドイツには"Leistungsklasse(LK)"という独自のテニスランキング制度があります。
LKの特徴
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数字は 1.0(プロ)〜25.0(初心者)
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試合に勝つとポイントが加算
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試合に負けても減点はなし
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団体戦・個人戦問わず全て反映
そして最大の特徴がこちら:
注意ポイント
毎週自動で -0.025 ポイント減算される
つまり、試合に出ないと少しずつLKが下がっていくという仕組みになっています。
年間通して試合に一切出ないと、約 -1.0 も落ちてしまいます。
2024〜2025年の全戦績まとめ
この1年ちょっとで出場した公式戦は25試合。
結果
✅ 勝ち:17試合
❌ 負け:8試合
🎯 勝率:68.0%
となりました。
種目別の内訳
種別 | 試合数 | 勝ち | 負け | 勝率 |
---|---|---|---|---|
シングルス | 12試合 | 8勝 | 4敗 | 66.7% |
ダブルス | 13試合 | 9勝 | 4敗 | 69.2% |
シングルスの方が勝っていると思っていたのですが、若干ダブルスの方が勝率が高い結果となっていました。
試合結果一覧
全試合の結果をまとめた表になります。
LK変動値が高いほどLKランキングが上がっていくのですが、リーグ戦は格下との試合も多く、せっかく勝ったのにランキングはあまり変動しないことも多々ありました。
LKの推移(2024〜2025年)
2024年の夏シーズン前はLK14.2からスタートし、現在(2025年7月末)は LK13.6 まで上昇しています。
※通常LKは23.0からスタートしますが、私の場合はテニスクラブにテニス経験を考慮してもらいLK14からスタートさせてもらいました。
2025年の1月に大きくランキングを上げていますが、こちらはLKが同じような相手に勝利したことで多くのポイントが獲得できたためです。
LKを上げるために知っておきたい4つのこと
① 勝つなら格上相手が一番効率的
LKが上の相手に勝つと、+0.3〜+0.5の上昇が狙えます。
逆に格下相手の勝利は+0.01程度しか上がらないこともありますので、できるだけLKが近い人またはLKランキングが上の人に勝つことが重要です。
② 負けても減らない(が出ないと減る)
たとえ試合に負けてもポイントを失うことはありません。
それは格上相手でも格下相手でも同じです。
ただ、 試合に出なければ毎週 -0.025ポイントを失っていきます。
※1年間未出場で 約 -1.0 の下降となります。
③ LKは団体戦でもしっかり反映される
リーグ戦のシングルス/ダブルスも対象でLKに反映されます。
もちろんLKトーナメントでもポイントを稼ぐことができます。
④ 出場試合数が大事
強い相手に1勝することももちろん大事ですが、月日が経つとランキングは下がっていくため、継続して勝つことが重要です。
シーズン中はリーグ戦でポイントを稼ぎ、シーズンが終わったらLKトーナメントに出場したりと、勝率×試合数の積み重ねがLK上昇の鍵となります。
よくある質問【5選】
Q1:格下に勝っても上がらないの?
→上がりますが、+0.01〜+0.03程度と非常に少なめです。
Q2:試合に負けたらどうなるの?
→試合に負けても±0.0(変動なし)です。安心してチャレンジできます。
Q3:ダブルス勝利でもLKは上がる?
→ 上がります。計算方法は自分とペアのLKと相手のペアのLKの差で計算されます。
Q4:勝ってもLKが変わらないのはなぜ?
→ 相手のLKやあなたの現在のポイントによっては、昇格閾値に届かないことがあります。
Q5:どこでポイントの内訳が見られる?
→ spieler.tennis.de や mybigpoint.de で確認可能です。
LKランク推移まとめ
結論 出場しないと、LKは勝手に落ちていく。
ドイツのLKランキングを上げていくためには、「試合に出場すること」が最も重要です。
試合に出れば出るほどポイントが稼げ、勝てばさらに上昇していきます。
逆に、どれだけ強くても試合に出なければランキングは下がっていく——これがドイツ式です。
私自身もまだまだ目標に届いたわけではありませんので、これからも試合を重ねて挑戦を続けていきたいと思います。