ドイツでテニスをするようになって数年。
同じテニスという競技なのに、日本にはないドイツ独自の文化を感じる場面がたくさんあります。
今回は、私が実際にプレーしていて「日本と違うな」と感じたポイントを、5つに絞って紹介します。
こんな方におすすめ
- ドイツでテニスを始めてみたい方
- 海外でテニスをする予定のある方
- クラブへの入会を考えている方
- ドイツで試合に出ようと考えている方
① シングルス文化の強さ
ドイツのテニスクラブやリーグ戦ではシングルスが主流です。
日本だと社会人になると自然とダブルスに移行していき、実業団や日頃から大会に出ている方でないとシングルスをやる機会なんてどんどん減っていきますよね。
そこがドイツの場合、何歳になってもシングルスがメインとなっています。
「一人で戦うからこそ見えることがある」
そんなストイックな空気を感じながらプレーするのは、日本にはない楽しさの一つかもしれません。
②試合後に相手チームとビールで乾杯
私がドイツのテニス文化で驚いたことの一つが、リーグ戦などの試合後にコート脇で相手チームとの懇親会が始まることです。
ほとんどのテニスクラブにはバーやレストランが併設されており、そこでビールを飲みながら語らうのがローカルルールとなっています。
日本だと「練習終わったら解散」が多いですが、こちらではテニス後こそ本番?なのか、何故か対戦チームと飲み会をする文化があります。

③コート整備はみんなでやるが当たり前
ドイツのクレーコートは「プレー後のブラシがけ」はもちろん、年間を通じての整備や草刈りまで、クラブ会員全員でやるのが一般的です。
クラブの規約として年間〇時間はクラブの奉仕行事に参加してくださいなどと決められていることが多く、参加しない場合はその分の時給分がペナルティ(罰金)として引き落とされます。
日本の場合、管理は会社やスタッフ任せなケースが多いですが、ドイツの場合はクラブ=地域の共同体という感覚が強いのが特徴です。
④ リーグ戦がとにかく本気&社交的
ドイツではテニスクラブに所属すると、年齢別のリーグ戦に参加することができます。
クラブ対クラブの団体戦で、年齢・性別・レベル別(リーグ別)に何百チームも存在しています。
相手クラブとガチンコで戦い、試合後は一緒に食事をするまでがセットという独特のスタイルも印象的です。
試合中はお互いめちゃめちゃ叫んだりしていて緊張感あるリーグ戦なのですが、試合が終わるとさっきまでの行動が嘘だったかのように社交的になります。
これぞスポーツマンシップということなのでしょうが、最初は結構戸惑いました。
⑤ 「年齢がすべてじゃない」実力主義
日本では「年長者を立てる」文化が強く、特にダブルスだと年上に合わせたプレーをしてしまう場面もありますよね。
でもドイツでは、年齢よりも実力や対等なプレーを大切にする空気があります。
年下でもリードすべき場面はリードするし、お互いが敬意をもってプレーしているのが伝わってきます。
まとめ
今回は私が実際に体験して感じた「ドイツでテニスをして日本と違うと感じたこと」を紹介しました。
海外でテニス経験がある方は、他にどんな違いを感じたことがありますか?
コメントやSNSでぜひ教えてください。