この記事では、ドイツのLKトーナメントについて詳しく解説していきます。
こんな方におすすめ
- 試合をするのが好きな方
- LKランキングを上げたい方
- ドイツの草トー事情を知りたい方
- 自分のレベルに近い対戦相手を探している方
ドイツのLKトーナメント
アマチュアプレイヤーがドイツでテニスの試合に参加する方法は主に二つあります。
-
クラブの年齢別チームに登録しテニスリーグに参加する方法
-
LKトーナメントに出場する方法
LKトーナメントに出場することによって、リーグ戦がないシーズンにもLKランキングを上げる機会を得ることができます。
このLKトーナメントは一般的なトーナメント形式の試合ではなく、独自のルールが多く組み込まれています。
テニスリーグやLKポイントについては、こちらの記事で紹介しています。
-
参考ドイツのアマチュアテニスリーグについて
この記事ではドイツのアマチュアテニスリーグについて、試合に出るための条件や試合内容などを紹介します。 こんな方におすすめ ドイツで試合に出てみたい方 練習の成果を試してみたい方 チーム戦/団体戦が好き ...
続きを見る
-
参考ドイツのLKランキングとLKポイント制度
この記事ではドイツのテニスライフを一段と充実させるLKランキングについて解説します。 こんな方におすすめ ドイツで本格的にテニスをやりたい方 テニスクラブに所属をしている方 LKシステムについて詳しく ...
続きを見る
日本の草トーナメントとの違い
日本ではテニスコートやテニススクールなど異なるテニス事業者主催の草トーナメントが全国各地で開催されています。
そのため当然ですが、トーナメントの参加費やルールなどもそれぞればらばらです。
ただグループリーグやトーナメント等対戦方法は違うものの、優勝者を決めるというのは共通していて参加者は優勝を目指して戦います。
しかしドイツのLKトーナメントは主催は各テニスクラブと異なるのの、ドイツテニス協会(DTB)と各州のテニス協会が必ず協賛する形で開催をしているため、基本的にはどの大会も同じルールで行い参加費の相場も決まっています。
そして最大の違いは、LKトーナメントは優勝者を決めるものではなく全員がレベルの近いプレイヤーと2試合ずつ行うというのが特徴です。
ポイント
クラブ内でのチャンピオンシップ大会など優勝者を決めるために行われる大会もありますが、それはLKトーナメントとは呼ばれません
LKトーナメントの目的と特徴
それではなぜLKトーナメントに出場するのかというと、その目的は「LKランキングを上げるため」になります。
そのため、全参加プレイヤーに平等の権利を与えるために独自のルールが決められています。
- 出場するにはLKランキングが必要
- 試合数は全プレイヤーそれぞれ2試合ずつ行う
- 対戦相手はLKランキング順に決められている
- ルールは3セットマッチ(ファイナルセットは10Pタイブレーク)
- 大会によって出られるLKや年齢が決められている
- 基本的にオンラインで参加登録やドローを確認可能
- 5分程のウォーミングアップ後に試合開始
対戦相手の決め方(スパイラルシステム)
LKトーナメントではスパイラルシステムと呼ばれる独自の方法で対戦相手が決まります。
Aさん(LK16.4) Bさん(LK17.3) Cさん(LK17.8) Dさん(LK19.6) Eさん(LK19.7)
仮に上表のLK順に並べた複数のプレイヤーが参加した場合、ランキングが近い上下(1つもしくは2つ差)のプレイヤーと1試合ずつ対戦します。
BさんはAさんとDさんと、CさんはAさんとEさんといった感じです。
これがLKトーナメントで使用されるスパイラルシステムと呼ばれる対戦方法になります。
LKトーナメントの探し方
LKトーナメントは各州のテニス情報検索サイトで調べることができます。
管理人が住んでいるシュツットガルトはバーデン=ヴュルテンベルク州に該当するため、Württembergischer Tennis-Bund(WTB)のページから検索することが可能です。
日付や自分のLKで絞り込むこともできますし、シニアの場合は「Senioren」を選択すると該当する年齢別の試合のみを結果表示させることも可能です。
LKトーナメントまとめ
- LKランキングを持っていればLKトーナメントに参加可能
- トーナメント戦ではなく2試合のみを行う
- LKの高い人と低い人それぞれと対戦
- 勝つことによってLKランキングを上げることができる
各プレイヤー2試合のみのLKトーナメントになりますが、3セットマッチで行うためアマチュアプレイヤーにとっては十分な運動量かと思います。
LKレベルの近い人と試合をすることができるため良い実践練習になりますし、LKトーナメントをきっかけに練習相手を見つける手段にもなるかもしれません。
LKトーナメントを上手に活用してLKランキングを上げるだけではなく、ドイツでのテニスライフをさらに充実させましょう。